面白い「お役立ち」のツールやサービスを見つけるコーナーです。
今回は株式会社テコテックという会社の株式売買管理アプリ「カビュウ」というアプリです。
複数の証券口座を一括管理し、記録分析を行うサービスで「アグリゲーション(
aggregation集約)」を提供するものです。
投資をしていると、徐々にこっちの証券会社のルールが使い勝手が良さそうだとか、取引口座が増えてしまいます。
現在は、
私もそのくちで、この中の4社ほどに口座があります。
どうしているかというと、Yahooファイナンスにポートフォリオ登録し、毎日画面をコピペしてエクセルで集約して管理しています。前時代的ですね(汗)
慣れているので1日5-10分ほどの作業です。私の投資スタイルはあまり頻繁ではないので何とかできています。
この「カビュウ」は良さそうです。ただ、私はエクセルで列に銘柄母集団、行に日次の終値を入れて、各銘柄の推移の大きなスプレッドシートを扱っています。私にとっては不可欠ですが、そんな感じの機能はなさそうです。
このようなアグリゲーションサービスをするには、協力してくれる証券会社が必要です。また、そのデータを吸い上げるので、APIと言ってApplication Protocol Interfaceつまりアプリケーション同士が通信できる手順書に双方が合わせてプログラムを準備します。APIにはRESTやSOAP、FIXなどいくつかの種類があります。
市場データを時間の遅れがなく更新するのであればFIX (Financial Information Exchange)で開発にも結構お金がかかります。1日に1回のデータ収集であればRESTや別の方法でも大丈夫です。
それにしても、結構開発にはお金がかかります。私も金融機関用のシステム開発会社で上流工程のアドバイザーをしていたことがあるので、何となく費用感は分かります。それで気になってどんな会社かも調べて見ました。
- ブロックチェーン事業:暗号資産取引システムの開発をはじめ、トークン設計および発行、ウォレットオペレーティングシステム開発、分散型アプリケーション(Dapps)開発など。なるほど、暗号資産取引所のOTCカバー取引などにはFIXやRESTなどのAPI開発は欠かせませんね。
- 株式取引投資管理事業:これがアグリゲーションの「カビュウ」ですね。
- 決済認証システム事業:これもスマホ決済・カード決済や生体認証などブロックチェーンをやっていたら欠かせない分野です。
- コンテンツ開発事業
- 販売促進事業:ライツマネジメントもやってるんですね。
ブロックチェーンを旗艦技術としている会社の印象です。一般社団法人STO協会や一般社団法人Fintech協会にも属しているので、そうなのでしょうね。STOはSecurities Token Offeringで暗号資産を新規に発行して行う資金調達で、一昔前はICOが流行り、また不備なものが多く社会問題になりましたが、それを改正して金融庁も認めており、有価証券の中に位置付けられました。
資本金が9億5千万円とずいぶん多いですね。2020年4月に「SBI証券などから約6.2億円の第三者割当増資を実施」とありました。なるほど、上場準備を始めてレイターステージ(上場直前ステージ)に近い感じですね。
楽しみな会社だと思います。
話がそれましたが、「カビュウ」はなかなか面白いアプリだと思います。
私もダウンロードして使って見たいと思います。
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