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相場の雑観 ( 5 ):基軸通貨と人民元

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基軸通貨として世界に認められた国が覇権国家である。

昔からそう言われています。ほんとにそうなのかな?

 

今回は人民元です。

中国がWTOに加盟したのが2003年。「白猫であれ黒猫であれ、鼠を捕るのが良い猫である」と資本主義への実質的な参加をほのめかし南巡講和で重要な声明を鄧小平がしたのがその10年前の1992年。

筆者は2003年に中国に関係した投資関連の仕事をしました。当時は、証券監督管理委員会(CSRC)国家外貨管理局(SAFE)の2つの承認が必要でしたね。SCRCが証券関係の免許を、SAFEが人民元と米ドルなど外貨との交換枠(クォータ)を管理していました。上海の銀行をカストディアン(保管銀行)に選定し、彼らとタッグを組んで。日本の法律では相容れない一文が現地の法律にあって、交渉の末、中国共産党幹部全員の「約束を守る」という署名をとって完成させました(今思えば随分と無茶なことを)。(汗)

2003年当時、中国の銀行ネットワークは前時代的で、西のミャンマーとかの方への人民元の輸送にただ幌をかぶっただけのトラックの荷台に積んでたり。空いた口が塞がりませんでした。

 

それから、また10数年。中国の人民元IMF国際通貨基金)の特別引出権(SDR)の通貨パッケージへの仲間入りを果たしました。

それまでは、米ドル・欧州ユーロ・日本円・英ポンドの4通貨パッケージが全世界の通用するIMFお墨付きの通貨バスケットでした。しかし、今は日本円と英ポンドの割合が減らされ人民元が10.92%と日本円を抜き、世界第三位の通貨になりました。

ちなみに、IMFの理事職にも中国から入っています。

 

中国が「一帯一路」政策をとったり、アフリカに巨額の投資をしたり、南シナ海での領有権を主張したり、海軍を増強したり、インド洋でインドともめたり。といろいろと世間を騒がせていますが、人民元基軸通貨にして、覇権をとりたいという意志のあらわれですね。